LSEからの朗報、困惑
LSEの MSc in Social Anthropology から条件付き合格の知らせが来た。
元々、LSEのMSc in Sociologyを第一志望にしていたのだけれど、こちらは案の定不合格だった。案の定、というのは、昨年の倍率が10倍近かったので難しいだろうと思っていたのだ。私の場合、GPAは3.5を下回っているし、「社会人」として何か実績を残せたわけでもない。卒業後に「社会起業家になります!」みたいなのもないし…
そしてMSc in Social Anthropologyの合否はなかなか分からず……
その間、これ以上渡英を遅らせたくない私は、サクッと条件付き合格をくれたSOASへの進学準備を進めていた。もしLSEのSocial Anthropologyに合格したとしてもSOASに行こうと思っていた。というのもLSEには日本が専門の研究者がいないからだ。
それと、知人・友人の話を総合すると、SOASの校風が合っているのも確かだった。友人は、SOASの修士課程で真っ先に資本論を読まされたと話していたが、資本論は学部のときに読んだ。というか、マルクスは大体読んだ。ストライキ、パレスチナへの連帯、マリファナ……すべてが楽しそうだ、というか、SOASは本当に大学なのか。オルタナティブ・スペースじゃないのか。
と、思っていたのだが、いざLSEから条件付き合格が来ると断るのももったいない。どうしよう。
「当初の目標だったLSEに行こう」「大学ランキングなんて馬鹿げている」「UCLの人も博士課程はわざわざSOASにしていたじゃないか」…といろいろな思考未満みたいなものが頭の中に浮かんでは消えていく。こういう状態は本当に苦手だ。
初心に返って、やりたいことができる場所、を選ぶしかないよな。